Winged Lambert azimuthal equal-area projection(s)
投影法を開発してみたシリーズその3
シリーズ3~5はEqual-area ovalシリーズ3部作の予定です。
Lambert azimuthal equal-area projection (hemisphere)とHammerとGall-Petersの外周に着目すると、同じ緯度の点がどれも同じY座標になっていることがわかります。だったらGall-Petersの経線を半円に変形させてhemisphereにくっつけてback hemisphereを表現してみましょう。Ortelius ovalみたいに!
低緯度は赤道上のスケールが連続するので縦長でも不自然じゃないかもな感じになります。高緯度は経線の倒れが気になりますね。これだけ倒れているのに間隔が狭まっていかないというのも見慣れない要素です。そして緯線がガッツリ折れて北米大陸が…グリッドがしっかり描かれていればこういうもので通せなくはないかな。
経線が円弧といえばWiechel projectionです。equal-areaになるように経線の間隔を0.5倍にしてhemisphereにくっつけてみましょう。
こっちはback hemisphereの低緯度がかわいそう。 さらに細かく切ったら…ひずみが解消されるのは当たり前。
(この程度のできのものをわざわざ解説したのは、第2部につながる話だからです。)
2020.08.26 初版 2020.09.03 小修正、カテゴリ編集